K-Ruby#34 LT＆雑談会

先日（2023-03-16）、第34回目のK-Rubyミーティング（K-Ruby #34）がオンライン形式（Google Meet）にて開催されました！

LT＆雑談会のつもりでしたが、1時間のほぼすべて、4つのLTで埋まってしまいました。なお、よしこさんが都合がつかず、ファシリテーターは黒瀧さんに行っていただきました。

また、今回の雑談会は、メタバースコミュニティ「BridgeSpace」とのコラボイベントとして、メタバース会場で行いました。藏脇さんとくすたんさんにて準備をしていただき、K-Rubyからの流れで、Google MeetからSpatialにぞろぞろと移動しました。メタバース空間に、Meetの画面が表示されるなど、面白い体験をすることができました。

さて、次回開催は予定ですと05月18日になりますが、まだconnpassには上がっていません。

簡単ですが、以下開催概要を記録しておきます。

日程等

日時: 2023-03-16 19:00～20:00
場所: オンライン(Google Meet)開催
参加: MAX 14名
テーマ: LT＆雑談会
発起人: 黒瀧（@kurotaky）さん
案内(connpass): https://k-ruby.connpass.com/event/272756/

内容

※敬称略、発表順

LT1: P山(@pyama86), 「最高の待合室を求めて」
- 前回の雑談で話していた多重にリクエストが来た時の対応について話す
- その名も「バーチャル待合室」
- 現在のWebサイトは1クライアントにつき複数リクエストが当たり前、ゆえに大量に採番してしまう
- まずは、採番時刻を設定し、待合室のページにリダイレクトさせる
- 専用のページ「待合室」にリダイレクトすることで、多重リクエストを抑制する
- ngx_mruby環境にて「WaitingRoom API」待合室にするかどうか判定するAPIを準備
- NginxのSubRequestを利用することでノンブロッキングなAPI実行
LT2: 中野龍(@ryonkn), 「MRTのBGP4MPをRubyでパース」
- BGPのルーティングのアップデート情報、バイナリフォーマット(MRT)
  - RouteViewsサイトで公開され、telnetで収集できる
  - 経路情報の伝搬、伝搬情報とRIBを記録されている
- 今回、このバイナリフォーマットによるBGPアップデート情報をRubyでパースしてみた
- BinDataというgemを使用したが時間がかかる
- 「推測するな計測せよ」
- String#bytesliceはBinDataよりも65.8倍速かった
- MRTエントリ、コマンド出力できるようにした
- テストコードまで実装したら、RubyのgemとしてOSS公開する
LT3: 大倉雅史(@okuramasafumi), 「登壇ネタを探す方法2023」
- なんでたくさん登壇しているのか、という声が
- 「他人に登壇してもらう業」
- 「やったこと」と、「考えていること」、この２つ
- 業務で「やったこと」はそのままでは出せないので抽象化する、抽象化していく過程で理解深まる
- 「考えていること」、は、思考の抽象度を上げておく、ニュースに目を通す
- その会議（イベント）のテーマを意識し、それと「やっていること」と絡める
- Ruby 30周年記念イベントで、「Rubyでハローワールドする30の方法」を発表
- Rubyのいいところって多様性（普段から考えていること）
LT4: あんちぽ(@kentaro), 「ChatGPTをもっと活用する！外部知識の使い方（WordPressブログを読み込ませてみた）」
- https://www.youtube.com/watch?v=0n7u9v2UBUo
- GPT-4といえど苦手なことがある
  - 「日本の首相は誰ですか？」→「菅義偉さんです」
  - 2021年9月までの情報、自分が学習していないデータはだめ
- 「教えてAIロリポおじさん」は、「岸田文雄さんです」と答えてくれる
  - 学習知識だけでなく、モデルの外にある外部知識を用いている、補完で
- 「LangFlow」…LangChainをフローでプログラムが書ける,3分くらいでAIチャットが簡単にできる
- 「ChatWP:WordPressをAI化しておしゃべりする」
  - あんちぽさんの5000件のblogデータを学習データとしてChatGPTに読み込む